落ち着きがないのは性格じゃない!発達障がいのサインかも?

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「うちの子、どうしてこんなに落ち着きがないんだろう?」そう悩んだことはありませんか。性格だから仕方ないとあきらめているお母さんもいるかもしれません。でも、実はその落ち着きのなさが発達障がいのサインかもしれません。私は療育の専門家であり、同じ立場の母として、これまで多くの子どもと向き合ってきました。今回は、私が見てきた子どもたちの事例を交えながら、お母さんができることをお伝えします。

目次

「うちの子、ちょっと落ち着きがないだけ?」と思っていませんか?

「男の子だから仕方ない」「性格だから…」と、落ち着きのなさをつい見逃してしまうことがあります。私の周りにも、最初はそう考えていたお母さんがたくさんいました。でも、関わっていくうちに「もっと早く気づいてあげればよかった」と話される方が多いです。私は、発達障がいのある子どもたちのサポートを長くしてきました。小さなサインを見つけることで、子どももお母さんもずっと楽になることがあります。

子どもの「落ち着きのなさ」が発達障がいかもしれない3つのサイン

サイン① 座っていられない・気が散りやすいのはなぜ?

私が以前かかわった小学1年生の男の子は、授業中に立ち歩いてしまうことが多く、先生から「お母さん、もっと厳しくしてください」と言われていました。でも実際には、じっと座っているのがとても苦手な子でした。注意をしても自分では止められないのです。

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サイン② 叱っても同じことを繰り返すのは性格の問題じゃない

別の男の子は、何度も同じ失敗をしてお母さんを困らせていました。「またやったの!」と怒られても、本人はわかっていない様子でした。この子の場合も、わざとではなく、どうしても行動を止められない特徴がありました。

サイン③ 友だちとのトラブルが多い理由を知ろう

ある女の子は、友だちとよくケンカをしていました。悪気はないのに、相手の気持ちをうまく想像できず、トラブルになってしまっていたのです。このように、落ち着きのなさは「性格だから」と片づけずに、原因を知ることがとても大切です。

発達障がい(ADHD)を疑ったら、親ができる初めの一歩

私が大切にしているのは、ひとりで抱え込まないことです。学校の先生や専門機関に相談するだけでも気持ちが楽になります。また、家庭の中で工夫できることもたくさんあります。例えば、集中しやすい机や椅子を使ったり、物の置き場所を決めたりするだけでも違います。私は、そうした工夫を形にするために「療育家具」を共同開発しました。環境を変えることは、子どもだけでなくお母さんの負担も減らしてくれます。

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【まとめ】

子どもの落ち着きのなさに悩んでいるお母さんへ。性格だからとあきらめずに、まずは小さなサインに気づいてあげてください。そして一人で抱え込まず、相談したり環境を整えたりしてみてください。私も、同じ母として、同じ悩みを持つ方とつながりたいと思っています。もし気づいたことや悩みがあれば、ぜひコメントで教えてください。一緒に考えていきましょう。

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