『発達障害かも?』と思ったら読むブログ|グレーゾーンの子育てガイド

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~療育・発達障害・ADHDに向き合うママたちへ~

「うちの子、ちょっと気になる…」。そう感じたことがあるお母さんへ。発達障害やグレーゾーンの子どもとの向き合い方は、ひとつではありません。診断がなくても、今できることはたくさんあります。この記事では、専門家であり母でもある著者が、わかりやすく療育や環境づくりについてお伝えします。

目次

「うちの子、ちょっと気になる…」そんな直感、大切にしてください

「みんなと違う気がする」「なんだか育てにくいかも…」

そんなふうに感じたことはありませんか?

たとえば、あるお母さんは、「3歳になってもお友だちとうまく遊べない」「急に大声を出したり、パニックになることがある」と心配していました。周りからは「そのうち落ち着くよ」と言われたけれど、やっぱり気になって、相談することにしました。

お母さんの“気づき”は、とても大切なことです。

なにか困っているのは、もしかするとお子さん本人かもしれません。だからこそ、「気になる」という気持ちを無視しないで、少しずつできることを始めてみましょう。

発達障害とグレーゾーンってどう違うの?

「発達障害」と聞くと、すぐに医師の診断が必要と思うかもしれません。けれど、実際には「グレーゾーン」と呼ばれる、診断は出ていないけれど、ちょっと困りごとのある子もたくさんいます。

たとえば、小学校に入ったばかりの男の子が、「授業中にじっとしていられない」「プリントに集中できない」と先生から言われたそうです。でも病院では「様子を見ましょう」と言われ、診断名はつきませんでした。これが、いわゆる「グレーゾーン」と言われる状態です。

・友だちとの会話がかみ合わない

・音やにおいにとても敏感

・急な予定変更が苦手

こうした特徴がいくつか重なって、生活に困りごとが出ている場合には、診断があってもなくても、支援を考えることができます。

「療育」ってなに?早期に始めることで広がる未来

「療育(りょういく)」という言葉を初めて聞いた方もいるかもしれません。簡単に言うと、子どもが自分らしく成長していくための“サポート”のことです。お勉強のようなものではなく、遊びを通して、「できた!」を少しずつ増やしていく活動です。

ある放課後デイサービスでは、順番を待つ練習や、お友だちと一緒に工作をする活動が行われています。はじめは泣いていた子も、少しずつ笑顔が見られるようになり、家庭でも穏やかに過ごせる時間が増えました。

大事なのは、子どもが「楽しい」と感じながら成長できること。

そして、「療育は診断が出ていないと受けられない」と思われがちですが、グレーゾーンの子も、地域によっては相談や体験が可能な場合があります。

まずは、お住まいの市町村の子育て支援課や、児童発達支援センターに相談してみてください。

わが子の特性に合った環境づくりとは?

子どもが落ち着いて過ごせるためには、環境づくりも大切です。

「うちの子、集中できないんです」という声をよく聞きますが、実は、まわりの“音”や“光”、“におい”が気になっていたり、体を動かしたくて仕方がなかったりする場合もあります。

たとえば、あるご家庭では、学習机を「集中しやすい場所」に変えただけで、宿題の時間がぐんと短くなったそうです。机には囲いがあり、視界がごちゃごちゃしない工夫がされていました。

私たちが開発した「イーチェスク」という机も、そうした発達に合わせた工夫を詰め込んでいます。角を丸くして安心に使えるようにしたり、照明がまぶしすぎないよう配慮したり。

また、「座るのが苦手」な子には、ゆらゆら揺れても安定する椅子を使うことで、体を動かしながらも落ち着いて取り組むことができるようになります。

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一人じゃない。悩むママへ伝えたいこと

子どものことで悩んでいるお母さんたちに、私はいつもこう伝えています。

「あなたは、ちゃんと向き合おうとしている。だから、もう十分がんばっていますよ」と。

完璧じゃなくていいんです。私も、関わってきた多くのお母さんたちも、みんな試行錯誤してきました。泣いた日もありました。でも、子どもたちの小さな成長に、一緒に喜べるようになっていきました。

一歩ずつでいいんです。

そして、必要なときには支援を受けてください。支援を受けることは、「弱さ」ではなく「前向きな選択」です。

このブログが、あなたとお子さんの一歩を、少しでも応援できますように。

あなたの声を聞かせてください

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

「うちも同じかも」「こんなことで悩んでいます」など、感じたことや経験したことがあれば、ぜひコメント欄でシェアしてください。

あなたのひと言が、同じように悩んでいる誰かの支えになるかもしれません。

専門家として、そして母として、私も一緒に考え、応援していきたいと思っています。

どうぞお気軽にコメントくださいね。

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