DIYの魅力は、自分の手で物を作り上げる楽しさにあります。しかし、初めて道具を手にする時、その選び方や使い方、そしてプロセスに戸惑うことも多いでしょう。この記事では、一級家具製作技能士で厚労省認定のものづくりマイスターが教える、DIYの極意をお届けします。シンガポール生まれ、大阪育ちのアラフィフ私が、日曜大工を趣味にする読者に向けて、実践的で役立つアドバイスを紹介します。
DIY初心者でも失敗しない道具選び
DIYを始めるにあたり、最初に困るのが「道具選び」です。高価な工具を揃える必要はありませんが、品質の良い道具を選ぶことは非常に重要です。例えば、カンナやノミは、ホームセンターで購入したものでも、きちんと整備されたものならとても良くきれますが、どんなに高価なものを購入しても、手入れが出来ていないと、全く切れません。宝の持ち腐れです。逆に、ペンチやドライバーなどは百均でも売ってますが、安すぎるものもお勧めしません。どちらも道具に対しての深い知識を持ち、適材適所を重視して選ぶことが必要です。
基本を守ることでクオリティが上がる
DIY初心者にありがちなのが、手順を飛ばしたり、簡単に終わらせようとしたりすることです。しかし、家具製作でも基本が非常に重要です。私は、どんなに簡単なものでも、製作する前に図面を描く事をお勧めしています。簡単なスケッチでも構わないので、必ず初めに図面を描いてください。「急がば回れ」焦らず、順を追って作業を進めることで、確実にクオリティが向上します。
スタイルも大切!塗装の工夫
DIYで作った家具は、機能性だけではなく、色のテイストも重要です。部屋の用途や好みに合わせてスタイルを決めることから始めましょう。そのスタイルに合った空間を作ることで満足感が得られます。特に木製家具の場合、仕上げの塗装がそのスタイルを引き立てます。塗装は耐久性を持たせるだけではなく木の風合いを生かしつつ、顔料で色を付けることも重要なのです。
失敗を恐れず挑戦する
DIYでは失敗も大切な学びの一部です。その失敗を分析して原因を追究し改善策を考える。そして、リトライすることで、次第に技術が向上します。大切なのは、それを楽しむ事です。それがあなたの成長に繋がります。
DIYを通じて得られる達成感
DIYを通じて得られる達成感は何物にも代えがたいものです。自分の手で作り上げたものを使ったり、誰かにプレゼントしたりすることで、達成感と満足感を感じることができます。特に家具を作る場合、自分だけの空間を作れ、そして、その空間で生活することが出来ます。そのことが、非常に大きな喜びであり、人生を豊かにしてくれます。
結論
DIYは決して難しいものではなく、いくつかの道具と材料があれば、誰でも始めることができます。自分だけの家具を作り上げる楽しさを、ぜひ体験してみてください。自分で加工することで、得ることができる知識があります。道具や材料を知ることで、技術を身に着けることが出来ます。自分の手で作る楽しさを感じ、DIYライフを楽しみましょう!
プロフィール
こんにちは!株式会社横山工房の代表取締役、横山敬一です。シンガポールで生まれ、大阪で育ち、家具製作歴30年です。
- 一級家具製作技能士
- 厚労省認定家具製作ものづくりマイスター
- 職業訓練指導員(木工科)
ブログの目的: このブログでは、道具の使い方やその歴史、技術的な要素について詳しくお伝えします。具体的には、手道具から電動工具までの使い方や選び方について掘り下げます。基本をしっかり学びましょう。
技術と知恵を伝える: 私が伝えたいのは、単なる技術ではなく、それを通じて得られる知恵です。この知恵は、木工だけでなく、他の分野でも役立つものだと信じています。特に子供たちには、ボタン一つで結果が得られる時代だからこそ、「なぜそうなるのか?」という疑問を持ち、深く考える力を養ってほしいと願っています。
このブログを通じて、技術を磨きたいと願う皆さんに向けて、実践的で役立つ情報を提供し、共に学び成長していくことを目指します。これからどうぞよろしくお願いします!