家事と療育でヘトヘト…そんなママに必要なのは“時短”でした

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毎日、子どもの世話に追われて、気づけば一日が終わっている…。発達障がいのある子を育てるママたちは、時間にも心にも余裕がなくなりがちです。そんな中、「少しでも育児がラクになる方法があれば知りたい」と思っていませんか?この記事では、ADHDを含む発達障がい児の特性をふまえた時短の工夫を、わかりやすく紹介します。無理をせず、笑顔で子育てできるヒントが満載です。

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忙しい毎日に余裕を!時短は“罪悪感”ではなく“戦略”です

発達障がいのある子どもを育てていると、やることがたくさんあって、毎日があっという間に過ぎていきますよね。朝ごはんを作って、子どもに声をかけて、保育園や学校の準備、療育の送り迎え…。それに家事や仕事まで重なると、「もう無理!」と叫びたくなる日もあると思います。

でも、少しだけ視点を変えて「時短は手抜きじゃない、ママが笑顔になるための作戦」だと考えてみませんか?ママの笑顔は、子どもにとって最高の環境です。だから、遠慮せずに“楽する工夫”を取り入れていきましょう。

ADHD・発達障がい児の育児は「時間の読みづらさ」との戦い

発達障がいのある子ども、特にADHDの特性を持つ子は、「時間を感じること」が苦手なことがあります。たとえば、あと5分で出かけるよと言っても、まだ遊び続けたり、準備が進まなかったりすることはありませんか?

これは、子どもがわざと時間を守らないのではなく、「あと5分ってどれくらい?」という感覚がつかみにくいからです。また、一度始めた遊びをやめるのがとても難しい子もいます。

こうした特性を理解しておくと、「どうしてこんなに時間がかかるの?」というイライラが少し和らぎます。そして、子どもが動きやすくなる工夫をしていくことが、時短につながります。

今日からできる!ママの負担を減らす時短アイデア7選

● 朝のルーティンを「見える化」して時短

朝の準備をスムーズにするには、「やることリスト」を絵や写真で見えるようにしておくのが効果的です。「顔を洗う」「服を着る」「ごはんを食べる」など、順番通りに貼ったボードを作ると、子どもが自分で行動しやすくなります。

● 声かけを減らす“仕組み”でスムーズに動ける子に

「早くして!」「なんでまだなの?」と何度も声をかけると、ママも疲れますよね。時間を知らせるアラームや、動き出しの合図となる音楽など、“ママの代わりに伝えてくれる仕組み”を使うと、声かけの回数が減らせます。

● 洋服・おもちゃ・教材の「定位置化」で探し物ゼロへ

子どもが物を探す時間、大人が手伝う時間、これも大きなロスです。おもちゃや服を「ここにしまう」と決めて、わかりやすくラベルを貼っておくと、自分で探せるようになり、ママの手間も減ります。

● 時間管理に役立つ「タイマー」と「視覚スケジュール」

タイマーは、あと何分かを視覚的に示すタイプ(赤や青の部分が減っていくもの)がおすすめです。また、「今」「次にすること」「終わったら」の順でスケジュールカードを並べると、子どもが見通しを持って動けるようになります。

● 兄弟姉妹とのバランスをとる“協力ルール”

兄弟姉妹がいる家庭では、発達障がいのある子に手がかかる分、他の子との時間が足りなくなることも。お兄ちゃん・お姉ちゃんに「お片付け係」などの役割をお願いすると、子ども自身も「自分は役に立っている」と感じられ、ママの時短にもなります。

● 家族の協力を得る「タスクのシェア」術

ママ一人で全部抱える必要はありません。パパや祖父母にも「どの時間帯に、何を頼めるか」を話し合いましょう。1つでも手を借りられると、大きな違いになります。

● ADHD特性に合う療育家具の活用で集中力UP

たとえば、イーチェスクのように余計なものが目に入らない学習机は、子どもの集中を助けます。姿勢が安定する椅子も、「座っていられる時間」が伸びることで、ママの「見守り時間」が減っていきます。

ママたちへ:時短=「子どもを育てる力を奪う」ではありません

私は、専門家としてだけでなく、障がいのある子の母として日々を過ごしています。そんな中で気づいたのは、「時短することは、子どもの育ちを奪うことではない」ということです。

むしろ、ママが無理なく笑顔で過ごせる方が、子どもにとって安心できる環境になります。完璧を目指す必要はありません。ちょっとした工夫を積み重ねて、「うちのペース」でやっていけばいいのです。

ママの笑顔が、子どもにとって最高の環境

毎日、本当におつかれさまです。

育児はただでさえ大変ですが、発達障がいのある子を育てるとなると、その大変さは倍以上。でも、工夫次第で、ママの負担は少しずつ減らすことができます。

「時短アイデア」は、手抜きではありません。ママと子ども、両方が元気に暮らすための知恵です。どうか自分を責めず、小さな工夫を楽しむ気持ちで、今日も一歩を踏み出してくださいね。

おわりに

発達障がいのある子どもとの生活は、予想以上に時間とエネルギーを使います。だからこそ、時短はママ自身を守るための大切な工夫です。声かけの工夫や道具の見直し、家族の協力を得ることで、日々の負担を軽くできます。この記事で紹介したアイデアは、どれも今日から始められるものばかり。「頑張りすぎない子育て」で、ママにも子どもにもやさしい毎日をつくりましょう。

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